不妊治療Q&A

Q&A

【12】胚、加齢

5. 妊孕性が低下した高齢者の卵子にはどのような変化が起きているのですか


 若年女性から40歳以上の女性の卵子に ICSIを行っても同様な受精率が得られます。しかし、これを移植した場合、妊娠率は高齢者では際だって低下します。このような高齢者の卵子の染色体分析を行いますと、70%以上は正常の核形を有していますが、さらに詳細に分析すると染色体を構成しているクロマチッド(染色分体)の変性が加齢とともに上昇し、40歳以上では約95%に認められます。このように染色体の内部構造の異常が卵子の質を低下させ、受精が成立したとしても、その後の胚発育に好ましくない影響を与えているものと推測されます。