女性の体と病気について

女性のために大切なこと

妊娠と避妊

妊娠の仕組みをしっていますか

生命誕生は卵子と精子がであい、受精卵がつくられることから始まります。 射精された精子は卵管までたどり着き、卵子を取り囲みます。たくさんの精子のうちのひとつが卵子の中に進入します。卵子はそれ以外の精子が進入しないように膜をつくり、その中で卵子と精子が結合したのが受精卵です。 受精卵は細胞分裂をくりかえしながら6~7日かけて子宮へ送られ、子宮内に着床します。これが妊娠です。

望まない妊娠について

妊娠し出産するということは素晴らしいことですが、あなたは望まない妊娠について考えたことがありますか。 フランスと日本の出産を比較した場合、フランスは望まれた出産が66%、日本は36%です。さらに人工中絶もフランスは19%、日本では25%という数字です。この数字は、避妊に対する考え方のあらわれではないでしょうか。

あなたはこの数字をどうとらえますか。
現在の日本では、望まない妊娠により人工中絶を受ける人がたくさんいます。人工中絶は母体保護法にもとづいて行われる手術で、約1週間の入院が必要となる場合もあります。この手術に限らず、基本的に外科手術は潜在的なリスクをともなっていますので、医師とよく相談しておくべきでしょう。効果的な避妊方法を正しく実行することで、望まない妊娠を防ぐことができます。

良い男女関係を築くために

避妊はパートナーの協力が必要ですが「妊娠」を引き受けるのは女性なのです。
まだまだ、避妊に対して受け身の日本女性。「望まない妊娠」を避けるためにも、パートナーだけに頼らず、自分のからだは自分で管理したいものです。
「いつ産むか、産まないか。」自分のライフステージを考え、自分を大切にすることが良い男女関係を築くことにつながるのではないでしょうか。そのためにも避妊に対する正しい知識と積極的な姿勢が大切です。