不妊治療Q&A

Q&A

【4】不妊症の治療について

11. 洗浄精液あるいはスイムアップ精子による人工授精について

 人工授精を行う際に精液と培養液を混合し遠心分離することによって、精子のみを下層に集め、細菌、異物などを除去する方法がとられます。このようにして得られた洗浄濃縮精液を子宮腔に注入しても感染などの合併症を起こす頻度も少なく、また高い治療効果も得られます。最近では人工授精と言えば、この洗浄濃縮精液人工授精(洗浄精液AIHと呼ばれる)を行う施設が増えています。この方法を用いますと精液の精子濃度は原液の5~6倍にも達し、また運動性もやや改善します。

 さらに運動性のよい精子を集めることも可能です。それは濃縮した精液の上にさらに培養液を乗せ、その培養液の中に遊泳してくる精子のみを集め人工授精(スイムアップAIHと呼ばれています)に用いる方法です。この場合は極めて運動性のよい精子のみが回収されますが、精子濃度はやや低くなります。