受精卵(胚)は細胞分裂を繰り返しながら卵管を子宮腔のほうへ送られます。子宮の内腔はビロードの様な粘膜で覆われていますが、これに胚が付着し妊娠が成立します。この現象を着床と呼びます。ところが子宮に病変があると子宮内膜が損なわれ着床ができなくなります。これを子宮因子による不妊と呼び、不妊患者の約15%を占めます、その内訳は先天的な子宮の形態異常が約2%、後天的な子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腔癒着症などが約13%を占めます。