Q&A
【2】不妊原因を見つける方法
6. 経膣超音波装置で何が分かりますか
膣内に親指ほどの超音波断層装置を挿入し、子宮や卵巣の状態をテレビに映し出す検査を経膣超音波診断といいます。この検査で子宮内に存在する子宮筋腫と呼ばれる小さな瘤や、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などが診断できます。骨盤腔の病変は腹部から見る経腹壁超音波診断より経膣超音波診断の方がはるかに鮮明に見ることができます。
また、この検査で卵巣内の卵胞(卵子が入っている袋)の発育程度を知ることができ、排卵日の正しく推定することができます。この検査を施行しないで卵胞の発育状態を正しく診断することは不可能です。