不妊治療Q&A

Q&A

【3】6大基本検査で異常が認められた場合

2. 性腺刺激ホルモンと卵巣性ホルモンの検査で何がわかりますか必要ですか


 脳の下方にある脳下垂体と呼ばれる所から分泌される2つの性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンーFSH、黄体化ホルモンーLH)が卵巣を刺激し、卵胞発育と排卵を起こすと同時に、卵巣から卵胞ホルモンと黄体ホルモンを分泌されます。正常な月経周期を有している女性にはこれらのホルモンは一定の正常範囲内にありますが、排卵障害のある場合には高すぎたり、低すぎたりします。排卵障害の特殊な例として性腺刺激ホルモンの分泌もある程度維持されており、卵巣からの卵胞ホルモンの分泌も正常域にあるような例でも無排卵の方がいます。その際、超音波断層診断で卵巣に中等度に発育した多数の卵胞が見られるような場合は、多嚢胞性卵巣症候群と呼ばれる障害がある場合があります。この診断にはホルモン検査と超音波卵巣診断が必要となります。