Q&A
【3】6大基本検査で異常が認められた場合
6. 卵管閉鎖や卵管周囲の癒着があれば、腹腔鏡検査は必要ですか
卵管性不妊や不妊期間が長期の場合には腹腔鏡はその原因を知るうえで有効な検査です。この検査は、臍部から直径0.5~1cmの内視鏡という装置を腹腔内に挿入し、直接骨盤腔をみるものです。子宮内膜症の正確な診断にもこの検査は欠かせません。これにより小さな子宮内膜症病変、卵管の形態、子宮周囲の状態など診断できます。この検査の際、子宮の入口から、色素を注入し、腹腔内への流出を見る通色素法という検査も併用し、卵管の通過性も確認します。軽度の癒着は腹腔鏡下で治療することも可能です。