精子が造られることを造精と言います。精子は精巣の中の精細管と呼ばれる管の中で造られます。精細管を引き延ばすと一側で約５４０ｍにもなる細い管が、ボール状に巻かれた毛糸のような状態になっています。その精細管の中で精子の基となる精祖細胞から第１精母細胞、第２精母細胞、精子細胞を経て完全な精子が造られます。精祖細胞から精子細胞までは支持細胞であるセルトリ細胞に付着し、栄養を受けています。セルトリ細胞から離れて精細管腔へ遊離し、始めて精子となります。