Q&A
【4】不妊症の治療について
2. 妊娠の確率の高い日を予測する方法を教えて下さい
不妊治療の第一歩は、最も妊娠の頻度が高い排卵日に性交を持つことから始まります。排卵は基礎体温が低温相から高温相に移行する2日の間に起こりますが、最終低温日が頚管粘液の性状がよいことが多く、最適日と考えられています。さらに経膣超音波診断で卵胞の大きさを計ることで排卵日の予測がかなり正確にできます。卵胞は日を追って大きくなり。直径2cm前後で排卵となります。
また、排卵数日前から経管粘液を測定し経管粘液の増量を確認する事も必要です。超音波診断により十分に成熟した卵胞を確認し、頚管粘液も十分に貯留している時期に性交を行えば妊娠率は高くなります。
遠方の方は尿中の黄体化ホルモン(LH)というホルモンを自宅でチェックすることもできます。排卵日の1~2日前にLHが多量に排泄されますので、反応が陽性にでた翌日に性交を持つと妊娠率が高まります。