Q&A
【4】不妊症の治療について
4. クロフェミン療法(内服の排卵誘発剤)
卵巣を刺激する性腺刺激ホルモンの分泌が十分でないような場合はクロミフェン療法という方法が有効です。ただし、卵巣から卵胞ホルモンがある程度分泌されていることが条件となります。この薬は月経周期の5日目から5日間毎日1~3錠を内服しますと、約2週間後に排卵が起こるというものです。クロミフェンは長期間無月経が続いているような方、性腺刺激ホルモンの分泌が強く障害されている方には無効ですが、月経不順の方や時々排卵のない方にはよく効きます。排卵障害のみの患者にクロミフェンで排卵を誘発した場合、6ヶ月間の累積妊娠率は60~75%に達します。