Q&A
【6】卵管、子宮外妊娠
2. 子宮外妊娠と診断された場合、どのような処置が必要ですか
子宮外妊娠には保存的手術と摘出手術があります。保存的手術においては術後40~60%が妊娠していますが、摘出術では40%とやや低下します。しかし、子宮外妊娠の頻度は摘出群で優位に低下します。薬物療法による保存治療に置いても治療後約50%が妊娠に至ります。これらの頻度は子宮外妊娠の状態に影響され、比較的早期で骨盤腔内の癒着、出血などの病変広がりが少ない場合には保存的に対応できますが、出血・破裂などの状態を伴う場合には摘出後の頻度が増加します。従って同一の条件で比較した内容ではないので、必ずしも確率が正しいとは言い切れない面もあります。