射出精液の中に全く運動精子を認めない例に、ICSIを施行しても10%前後しか受精しません。射出精子の運動率は日によって異なりますから、運動精子が全くいなくても諦める必要はありません。射出精液の中に運動精子のいない場合、そこから生存している精子を選別することができれば受精は期待できます。生存精子がいない場合は、精巣精子あるいは精巣精子細胞を用いる方法もあります。