Q&A
【10】採卵、子宮内内膜、着床
7. 子宮内膜の波状運動に生理的意味はありますか
子宮内膜を超音波診断で注意深くみると、波状運動しています。卵胞期中期から後期にかけて子宮体部から頸部にかけての動きが早くなります。一方、頚管から体部にかけての動きは排卵期に最高となり、周期間隔も最短となりますが、黄体期中期以降は消失します。排卵期のこの動きは精子の遡上を促すのではないかと考えられます。黄体期以外の卵胞期の大部分は子宮腔からの内容の排出に、黄体期にほ内容の保持に有利に作用していると恩われます。