Q&A
【10】採卵、子宮内内膜、着床
11. 経子宮筋層胚移植でどの程度着床率の改善が期待できますか
経筋層胚移植は動物では従来から行われていますが、ヒトでは1993年加藤らにより行われました。加藤らは経筋層胚移植を前回2度の胚移植失敗例に用い、36.5%に成功し、そのうち臨床的妊娠は13%と報告しています。しかし、反復体外受精一胚移植で妊娠に至らない例、あるいは経頚管的に胚移植の難しい例に、経子宮筋層胚移植を施行した最近の報告によると、経筋層胚移植は経頚管胚移植を凌ぐものではないと述べられています。