- 定期的な婦人科検診:無症状でも早期発見が可能になります。
- 適切な衛生管理:性行為前後にシャワーを浴びるなど、清潔ケアを心がけましょう。
- ホルモンバランスの管理:生活習慣やストレスの軽減が重要です。
- バランスの取れた食事:肥満を防ぐため、バランスのよい食事を心がけましょう。

子宮内膜ポリープ・子宮頚管ポリープ
〒456-0002 愛知県名古屋市熱田区金山町1-202 メガネプラザビル6F
052-681-2241
子宮内膜ポリープ・子宮頚管ポリープ
子宮内膜ポリープと子宮頚管ポリープは、女性の子宮内膜や子宮頚管に発生する良性の腫瘍です。どちらも主にホルモンバランスの影響や局所的な炎症により発生すると考えられています。症状がないことも多い一方で、不正出血やおりものの異常を引き起こす場合があります。子宮内膜ポリープは不妊や流産の原因にもなるため、早期の診断と治療が重要です。
子宮内膜ポリープは、子宮内膜(子宮内側を覆う組織)に発生する小さな腫瘍です。多くは良性ですが、大きくなったり、複数できたりする場合もあります。また、一部が悪性化するリスクがあるため注意が必要です。
子宮頚管ポリープは、子宮頚管(子宮体部と膣をつなぐ管状の部分)にできる良性の腫瘍です。女性ホルモンや慢性的な炎症が関与していると考えられています。多くは小さいですが、時に不正出血などの症状を引き起こします。
※どちらも無症状の場合があり、婦人科検診で偶然発見されるケースも少なくありません。
01.超音波検査(エコー)
経膣エコーで子宮内膜の厚みや異常を確認します。
02.Sonohysterography
子宮内腔を生理食塩水で満たし、超音波検査で観察する検査のことです。ポリープの形、発生している部位、大きさがより把握できます。
03.子宮鏡検査
子宮鏡を用いてポリープの存在を直接観察します。
04.組織検査
ポリープを採取し、悪性化の有無を調べます。
01.視診
膣鏡を使って子宮頚管の状態を確認します。
02.細胞診検査
子宮頚部の細胞を採取し、がんの有無を調べます。
03.超音波検査
筋腫分娩との鑑別、ポリープの発生位置の同定のために必要があれば行います。
経過観察
ポリープが小さくて症状がない場合は定期的な経過観察を行います。
手術
摘出手術:症状がある場合や、不妊症の原因になる場合はポリープを切除します。当院では静脈麻酔下で眠っている間に行うので痛みはありません。
薬物療法
ホルモン剤を用いて成長を抑制する場合もあります。
切除手術
鉗子を用いてポリープを切除します。短時間で行えることが多く、痛みもほとんどありません。
抗生物質の投与
炎症がある場合に使用します。
再発予防
慢性的な炎症を防ぐための生活改善を指導します。
子宮内膜ポリープと子宮頚管ポリープはいずれも良性の疾患であることが多いものの、不正出血や不妊の原因となることがあります。早期発見・早期治療が重要であり、定期的な婦人科検診がその鍵となります。ポリープに関するお悩みや症状がある方は、お気軽にご相談ください。
ポリープの位置や大きさ、数によっては、着床を妨げたり、流産の原因となったりすることがあります。
再発する可能性はあります。体質によるところが大きいですが、特にホルモンバランスが乱れている状態が続くと、再発のリスクが高まります。
一般的には、妊娠や出産に大きな影響を与えることはありません。ただし、ポリープが大きい場合や、繰り返しできる場合は、不妊症や早産のリスクがわずかに高まる可能性があります。
子宮頸管ポリープ自体は、ほとんどの場合、がんに変化することはありません。しかし、まれに悪性腫瘍である可能性も否定できません。そのため、定期的な婦人科検診(子宮頸がん検診など)を受けることが大切です。
再発する可能性はあります。体質によるところが大きいですが、特にホルモンバランスの変化や慢性的な炎症が続いている場合は、再発のリスクが高まります。