日帰り手術|金山レディースクリニック|名古屋市の産婦人科・不妊治療・婦人泌尿器科
当院の日帰り手術
当院では原則、静脈麻酔を行って、痛みのない手術を行います。
以下の代表的な3つの手術について紹介します。
人工妊娠中絶
- 母体保護法指定医師が、母体保護法に基づいて、人工妊娠中絶を行います。
- 妊娠週数、母体の手術リスク(子宮手術後・基礎疾患・多胎など)を考慮して、当院で手術可能か否かを判断します。当院では原則妊娠12週に入るまで(妊娠11週6日まで)は人工妊娠中絶を行うことが可能です。ただし、週数が進むにつれて手術合併症のリスクが高くなるため、早めの手術をおすすめします。
- 手術の前日までに採血検査を行います(感染症検査等)。
- 手術前日に子宮頸管を広げる処置を行います。
- 麻酔は原則、静脈麻酔を行うため、痛みなく実施することが可能です。
- 手術は搔爬(そうは)法ではなく吸引法で行うため、子宮内膜を傷つける可能性が少なくて済みます。
- 人工妊娠中絶は自由診療(自費診療)となります。妊娠週数により費用は異なります。
よくある質問(FAQ)
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人工妊娠中絶が行われる理由は何ですか?
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以下のような理由があって行われています。
- 経済的な理由: 育てるだけの経済力がない
- 健康上の理由: 妊娠継続が母体や胎児の健康に危険を及ぼす場合
- 社会的な理由: 未婚、若年妊娠、DV被害など
- 心理的な理由: 心の準備ができていない、望まない妊娠など
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薬を内服して中絶する方法は可能ですか?
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メフィーゴパックという中絶薬の内服により可能です。ただ、腹痛、出血などの副作用が起きうるため、現在日本では入院して行う必要があります。また、妊娠9週0日までにしか適用できません。入院施設がないため、当院では扱っていません。
流産手術(子宮内容除去術)
よくある質問(FAQ)
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なぜ流産手術が必要なのですか?
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胎児が自然に排出されるのを待つこともできますが、時間がかかり、月経のようにお腹が痛くなって出血量が多くなったり、一部が子宮内に残り、感染のリスクが高まったりする場合もあります。手術により胎児や胎盤を速やかに取り除くことで、感染のリスクを減らし、身体の回復を早めることができます。
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流産する原因は何ですか?
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流産の原因はさまざまで、特定することは困難です。しかし、一般的に以下の原因が挙げられます。
胎児側の原因
- 染色体異常: 胎児の染色体異常が、最も多い原因です。染色体異常があると、正常に発育することができず、流産に至ることが多いです。
- 遺伝子異常: 特定の遺伝子の異常が原因となる場合もあります。
母体側の原因
- ホルモンバランスの異常: プロゲステロンなどのホルモン濃度が低下すると、妊娠を維持することが難しくなります。
- 子宮の異常: 子宮筋腫、子宮形態異常など、子宮に異常がある場合も流産の原因となります。
- 感染症: 風疹やトキソプラズマ症などの感染症が原因となることがあります。
- 免疫系の問題: 抗カルジオリピン抗体陽性など、母親の免疫系が胎児を異物とみなして攻撃してしまうことがあります。
- 生活習慣: 喫煙、飲酒、過度の運動、ストレスなどが、流産のリスクを高める可能性があります。
- 年齢: 高齢妊娠は、染色体異常のリスクが高まるため、流産のリスクも高まります。
子宮内膜ポリープ摘出術
- 子宮内膜ポリープは子宮内膜に発生する良性の腫瘤で、多くは病理組織学的に真の腫瘍ではない「機能性ポリープ」であり、自然に取れて無くなったり、ホルモン療法で軽快したりするため、手術適応とならない場合があります。その一方で、不妊や流産の原因になっている、過多月経や不正出血の原因になっているなどの場合には摘出術をおすすめすることがあります。
- 手術の前日までに採血検査を行います(感染症検査等)。
- 手術前日に子宮頸管を広げる処置を行います。
- 麻酔は原則、静脈麻酔を行うため、痛みなく実施することが可能です。
よくある質問(FAQ)
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なぜ子宮内膜ポリープ摘出術が必要なのですか?
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以下のいずれかが該当します。
- 不正出血、過多月経: 月経周期と関係なく出血し、月経量が多くなることがあります。
- 不妊: ポリープが着床の妨げになります。また、流産の原因になります。
- 悪性化のリスク: 非常にまれですが、悪性腫瘍に変化する可能性もあります。
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