思春期は、女性の身体が子供から大人へと成長する大切な時期です。初潮を迎え、ホルモンバランスが急激に変化することで、身体や心の変化に戸惑うことがあります。生理が始まることで、生理痛やPMSに悩む場合があります。クラブ活動の大会日や受験日に月経が重なる場合には、月経をずらしたい場面も出てきます。

ライフステージごとのお悩み
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ライフステージごとのお悩み
女性の体はライフステージごとに変化し、それに伴いさまざまなお悩みが生じます。思春期、性成熟期、更年期、そして高齢期における身体の変化は、ホルモンバランスや生活環境の変化が影響します。
思春期は、女性の身体が子供から大人へと成長する大切な時期です。初潮を迎え、ホルモンバランスが急激に変化することで、身体や心の変化に戸惑うことがあります。生理が始まることで、生理痛やPMSに悩む場合があります。クラブ活動の大会日や受験日に月経が重なる場合には、月経をずらしたい場面も出てきます。
月経不順
初潮後数年は月経周期が安定しないことがあります。卵巣機能が未成熟であるためですが、過度なストレスや急激な体重変化も原因になることがあります。多嚢胞性卵巣症候群がある場合は、将来不妊症になるリスクもあります。
月経痛
強い月経痛に悩む方も多く、勉学に影響が出る場合もあります。
ニキビや肌トラブル
不安定なホルモン分泌が皮脂を増加させ、肌トラブルを引き起こすことがあります。
子宮頸がんの予防ワクチン
を打ちたい
ワクチンを打つことで子宮頸がんになる確率を80%程度下げます。
生活習慣の見直し
規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動がホルモンバランスの安定に役立ちます。
婦人科受診
月経痛、月経不順、月経前症候群(PMS)などがあれば、適切な治療を受けることでほとんどの方で症状が軽快します。一例として、保険診療で処方できる低用量ピルを内服すれば、大事な試験日に月経が重ならないようにして、そもそも月経痛やPMSをラクにすることができます。子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群があれば、将来妊娠しにくくなる可能性があるため、早期発見と治療をおすすめします。
性成熟期は排卵が安定して起こり、女性ホルモンの分泌が旺盛な時期です。妊娠・出産に適した時期ですが、不妊症で悩む場合もあります。妊娠準備から産後ケアまで、幅広いサポートが必要です。子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫といった、女性ホルモンが関係する疾患にかかる頻度が高くなります。性行為の頻度が高くなり、性感染症にかかる頻度が高くなります。
おりものの異常
量が増えたり、色やにおいが変わったりすることがあります。
外陰部の異常
かゆみ、痛み、できものができやすくなります。
不正出血
月経ではない出血で、子宮筋腫や子宮内膜症が関わっている可能性があります。
月経不順
多嚢胞性卵巣症候群などがある場合は不妊症になることがあります。
月経痛、PMS
子宮筋腫や子宮内膜症を伴う場合は不妊の原因にもなります。
不妊
避妊なしの夫婦生活で、半年以上たっても妊娠しない場合は不妊症の可能性があります。
妊娠初期のつわり
吐き気や食欲不振、倦怠感などに悩む方が多いです。
産後の体調不良
産後はホルモンの急激な変化により、疲労感や抜け毛、気分の落ち込みを感じることがあります。
生活習慣の見直し
規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動がホルモンバランスの安定に役立ちます。
婦人科受診
上記のお悩みに対処します。月経痛、月経不順、月経前症候群(PMS)などがあれば、低用量ピルなどのホルモン療法を行うことで症状の改善だけでなく、子宮内膜症の軽快、卵巣がんの予防などの効果も期待できます。
妊娠期の定期健診
定期的に妊娠の進行状況を確認し、不安を解消します。
栄養補給
妊娠・授乳期に必要な栄養素(葉酸、鉄分、カルシウムなど)を意識的に摂取します。
更年期は40代半ばから50代にかけて、卵巣機能の低下によりエストロゲンが減少し、心身ともに不調が生じる時期です。症状には個人差があり、日常生活に支障が出る場合には更年期障害という診断となり、治療の対象となります。その他にも、エストロゲンが低下することで、高コレステロール血症、高血圧症、萎縮性膣炎、骨粗しょう症の頻度が高くなります。
ホットフラッシュ
突然の発汗やほてりが起こります。
イライラや不安感
エストロゲンの減少により、精神が不安定になりやすくなります。
不眠
エストロゲンの減少により、寝つきが悪くなる、途中で目が覚めるなどの症状が起こりやすくなります。
性交痛、膣、外陰部の痛み
エストロゲンの減少により、皮膚や粘膜が乾燥して薄く、弱くなります。
骨密度の低下
エストロゲンの減少が骨の健康に影響を与え、骨粗しょう症のリスクが高まります。
ホルモン補充療法(HRT)
減少したホルモンを補う治療法で、更年期症状を和らげます。
漢方薬
症状に応じて使用します。効果には個人差があります。
不眠症治療薬
どのようなタイプの不眠かを確認し処方します。
女性ホルモンの膣錠
膣内に挿入することで性交痛や外陰部の痛みやヒリヒリ感が改善する場合があります。
運動習慣の確立
ウォーキングやヨガで体調を整え、ストレスを解消したり、高脂血症を改善したり、骨を強化したりします。
高齢期は閉経後の体調維持と加齢に伴う変化に対する対応が求められる時期です。子宮体がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍の好発年齢であり、注意が必要です。また、エストロゲンが少なくなることで、閉経後性器尿路症候群(GSM)を起こすことがあります。
外陰部、膣の乾燥や痛み
エストロゲンの減少が外陰部、膣粘膜の潤いを減少させ、うすく、弱くします。
尿漏れや頻尿
骨盤底筋の衰えにより起こりやすくなります。
がんリスクの増加
子宮体がんや卵巣がんのリスクが高まるため、定期的に超音波検査を受けることが大切です。
ホルモン療法
外陰部、膣の乾燥や痛みを緩和します。女性ホルモンの膣錠を自己挿入、または内服や貼付剤で改善をはかります。
骨盤底筋トレーニング
尿漏れ改善に役立ちます。
定期健診
がんの早期発見・早期治療が可能です。
当院では、ライフステージごとの女性のお悩みに寄り添い、しっかりサポートします。
身体の変化や症状が気になる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。