〒456-0002 愛知県名古屋市熱田区金山町1-202 メガネプラザビル6F
052-681-2241
生理のお悩み
月経異常とは、生理の周期や経血量、または生理中の体調に異常がある状態を指します。通常、生理は通常25～38日周期で3～7日間続きますが、これに当てはまらない場合は注意が必要です。多くの女性が、月経に関するさまざまな悩みを抱えています。例えば、生理周期の乱れや、つらい月経痛、経血量が多すぎる、月経前のイライラや落ち込み、乳房やお腹の張りなどです。これらの症状に悩むことは珍しくありませんが、重要なのは、自分の体調をよく知り、元気に過ごせる日を増やすためにケアをすることです。
また、ホルモンの不調や、治療が必要な病気が隠れていることもあります。放置すると、不妊やがんなどのリスクが高くなることもあります。
日常生活に支障をきたすほどの生理痛や、月経前の不快な症状を軽減できるのに我慢してしまう方が多いですが、抱え込まずにまずは当院まで相談してください。保険診療でお渡しできる低用量ピルや黄体ホルモン製剤（ジエノゲストなど）は、このような症状にとても有効です。
このような生理（月経）のお悩みがございましたら、当院へお気軽にご相談ください。生理のお悩みにしっかり耳を傾け、効果的な改善方法をご提案させていただきます。
生理不順の原因はさまざまですが、ホルモンバランスの乱れ、器質的な病気、急激な体重変化などが挙げられます。
排卵がうまくできなくて生理不順になっていることが多く、不妊症の原因にもなるため、婦人科の受診をおすすめします。
生理痛は大きく、生理前に症状が現れ、生理が始めると症状がなくなる「月経前症候群（PMS）」と生理が始めると症状が現れる「月経困難症」に分けられます。
生理が始まる前の3～10日ごろに症状が現れ、月経が始まると症状が治まることが特徴です。この状態は「月経前緊張症」とも呼ばれています。月経前症候群（PMS）の原因は完全には解明されていませんが、ホルモンバランスの乱れやストレスが症状を引き起こす一因と考えられています。
精神神経症状
自律神経症状
身体的症状
※特に精神的症状が強い場合には、月経前不快気分障害（PMDD：premenstrual dysphoric disorder）の場合もあります。
01.排卵抑制療法
排卵を止め、女性ホルモンの変動をなくします。保険診療で処方できる低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬（LEP）や、希望があれば自費診療で経口避妊薬（OC）を処方します。
02.対症療法
痛みに対しては鎮痛剤、精神神経症状や自律神経症状に対しては精神安定剤や選択的セロトニン再取り込み阻害薬を処方します。
03.漢方療法
症状や体質に合わせて漢方薬を処方します。
月経困難症とは、日常生活に支障を来すような生理痛のことで、生理が始めると症状が現れます。原因に応じて「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」に分けられます。
機能性月経困難症
機能性月経困難症は、明らかな原因がないにも関わらず起こる月経困難症です。思春期の女性に多くみられ、月経困難症の多くがこのタイプに該当します。ホルモンバランスの乱れが主な原因と言われています。
器質性月経困難症
器質性月経困難症とは、何らかの病気が原因で起こる月経困難症です。子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などが主な原因疾患です。器質性月経困難症の場合、原因疾患に対して適切な治療を行うことで改善可能です。
原因疾患が明らかな器質性月経困難症の場合、その病気に対して適切な治療を行います。
一方、ホルモンバランスの乱れが主な原因となる機能性月経困難症の場合、超低用量・低用量ピル、黄体ホルモン製剤、黄体ホルモン放出子宮内システム（IUS）などを使用して治療します。
下腹部痛や腰痛が強く現れている場合には、症状を緩和させるために鎮痛剤を使用します。
また、体質改善のために漢方薬を使用することもあります。
生理痛は多くの女性が経験しますが、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合や、市販薬でも効果がない場合は、病院を受診することをおすすめします。子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患が原因となっている可能性もありますので、早めにご相談ください。性行為歴がない場合は、膣からの超音波検査は行いませんので、安心して受診してください。
生理不順の原因は、ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどさまざまです。また、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）などの疾患が関係していることもあります。適切な診断と治療を受けるために、婦人科での受診をおすすめします。
通常、初潮は10歳から15歳頃に始まりますが、これを過ぎても初潮がない場合は「原発性無月経」と呼ばれる状態の可能性があります。一度婦人科で相談されることをおすすめします。
一般的に、1回の生理で使用するナプキンの枚数が多すぎる、貧血症状がある、夜用ナプキンでも漏れるなどの場合は「過多月経」と呼ばれる状態の可能性があります。放置すると貧血を引き起こすことがあるため、早めの診察をおすすめします。
ホルモン療法や鎮痛剤の処方で症状を和らげることができます。また、食生活や運動習慣を見直すことで痛みが軽減することもあります。一度、婦人科で診察を受けてみてください。
生理前の不快な症状（PMS）は、多くの女性が経験します。ホルモン療法や漢方薬などで症状を改善できる場合が多いです。症状が強い場合は、婦人科で適切な治療を受けましょう。
急激な体重減少、ストレス、妊娠、ホルモン異常などが原因で生理が止まることがあります。「無月経」は治療が必要な場合もあるため、早めにご相談ください。
初めての受診では、問診を通して症状やお悩みを丁寧に伺います。必要に応じて、血液検査や超音波検査を行いますが、痛みを伴う検査はありません。性行為歴がない方に膣からの超音波検査は行いませんので、安心してご来院ください。
