お腹の痛みや張りの治療方法は、その原因によって異なります。
01.妊娠に関連する治療
- 安静:妊娠初期の軽い腹痛や張りには、安静が推奨されることがあります。無理をせず、日常生活を送ることをおすすめします。
- 医師の診察:妊娠中の異常な痛みや多めの出血がある場合、すぐに婦人科を受診し、超音波検査などで子宮内外の状態を確認することが大切です。妊娠中に使用できる鎮痛剤(痛み止め)には制限があるため、医師の診察をまず受けることをおすすめします。
02.婦人科的な病気による治療
- 薬物療法:卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症などに対しては、妊娠中に使用できる鎮痛剤(痛み止め)が処方されることがあります。腫瘍が小さい場合は、経過観察を行い、必要に応じて治療を行います。
- 手術療法:卵巣のう腫や子宮筋腫が大きくなり、症状が重度である場合には手術が行われることもあります。特に腫瘍が悪性が疑われる場合や、病気が進行した場合に必要です。入院が必要な手術が必要な場合、速やかに高次医療機関に紹介させていただきます。
03.消化器系の治療
- 便秘の改善:食生活の改善指導が行われたり、便秘薬が処方されたりすることがあります。便秘を予防するために、食物繊維を多く摂取し、適度な運動を行うことが勧められます。